ミッドナイト競輪 WINTICKET杯(FⅡ)
選手インタビュー
初日インタビュー
1R
番組マンも1レースの主役に石井貴子を持ってきて、売り上げアップを狙っている。2レースの点数上位者の飯田風音より信頼出来るからだ。このメンバーなら自然と良い位置を石井が確保。加瀬ちゃんは魅せる先行か。増茂るるこも連対可能。當銘は石井マークも最初からあり得る。
動きチェック
石井貴子
愛称は、おたかさん。高木真備の欠場で優勝候補の筆頭だ。昨年は大怪我で、あまり良い年ではなかったが、かなり状態は戻ってきている。普通開催の本命で買うより、ビッグレースで強いので、そっちで穴で買うのが本当はお薦め。競輪選手と言うより、スーパーアスリートで自分にも厳しい。前回の西武園の準優勝は小林優香に終始マーク。強い選手がいると決め打ちでマーク策に出るが、ここは柔軟に攻めてタテ攻撃だ。
當銘直美
當銘姉妹のお姉ちゃんの方。自力もあるが、併走も苦にしないタイプ。位置に拘る選手だ。
藤田まりあ
1着は少ないが、安定して決勝に進出。3連単要員として欠かせない。位置も厳しく走りたい。
増茂るるこ
自在戦が持ち味だが、あまり危ないレースをやらないクリーンレーサー。るる姫も三十路になったが、若いしドラえもん好きで有名。当地で1着は少ないが、成績の良い選手の一人だ。
加瀬加奈子
ガールズ競輪繁栄の一番の功労者かも。リップサービスも抜群で、全てにおいて豪快。12場所で21回のバック数は驚異的。若手のお手本であるし、母ちゃんレーサーは生涯現役だ。
黒河内由実
アマチュア時代は弥彦競輪場で放送関係のアルバイトをやっていた。基本的なコメントは元気に自在。明るいキャラだし、周りは笑顔で一杯。冬場で地べたに乗れないせいか、ここ数場所良くない。
高木香帆
11場所前に決勝に乗っているが、その後、大敗が続いている。どうしたのだろうか。
2R
レース総評
一応は点数上位の飯田が本命。長い距離ももがけるし、今年は勝負の1年。ただ、増田、鈴木、高木の頭も十分ある。このバンク強い鈴木が車券的には一番魅力がある。高木真備のピンチヒッターだが、その代役としての役割も期待出来る。
動きチェック
飯田風音
新鋭レーサーは確実にパワーアップ。現役のお父さんとも仲が良く、競輪のネット記事に、よく登場している。決勝までは、石井貴子との直接対決はない。予選は2連勝で勝ち上がりたい。先行か捲りでオーソドックスに走る。
増田夕華
7場所前の、いわき平で優勝。その後も決勝を外していない。神7が不在のシリーズなら、自力で勝つ走りが出来る。
鈴木奈央
今節は高木真備のピンチヒッター。競技を卒業して、ケイリンに集中。美人レーサーの一人だし、ファンも多い。当地は2場所前にも配分が入っていたが開催中止のシリーズだった。
高木祐真
アイドルレーサーだが、ガッツはある。厳しく走るし、車券にも貢献。オールスターのビューティー枠で、上位選手が期待される。
田中まい
はにかむ感じが素敵だと、いつも思ってしまう。ガールズ創生期の功労者の一人。このメンバーなら十分強いし、穴で買う価値はある。
加藤恵
自ら、ダンプと名乗り、常にユニークな言動を発信。バック数より、もっと積極的なイメージがある。
杉沢毛伊子
敗者戦は2場所連続して1着。ミッドの7番車で不運だが、点数より本当は脚がある。初手の位置次第だろう。
3R
渡辺颯のレース内容が良くなっている。2分戦だが渡辺颯の先行を吉田が巻き返す展開。何かあれば単騎の樋口も仕掛ける。番手の2人はヨコよりタテの人。
動きチェック
渡辺高志
昔、69期の沢田義和、稲村成浩、横田政直がハイタワーズと呼ばれたが、それよりでかい。近況、動いていないが、タテの選手。点数を一番持っており、目標の吉田元輝次第となる。
樋口瑛土
樋口3兄弟の真ん中。長男はユーチューバーだし、三男は断食をやったり極限のダイエットをやり有名。変に自力脚があるから前で戦う事もあるが、長い距離は踏めない。マークならマーク、自在なら自在で戦法を決めた方が良い。このレースでも2対3対1のレースで単騎になってしまった。
渡辺颯太
年末のクリスマス開催では、練習仲間の菅原裕太と柏木伸介を引っ張り男になった。自分だけのレースで90点ぐらいまで行ったが頭打ち。デビュー時は、すぐに代謝になりそうだったし、ある意味、苦労人。それが心を入れ替え、猛練習でバック数も増えてきた。こう言う選手は何となく応援したくなる。
江本博明
自力の決まり手はないが、まだ自在のイメージがある。こちらサイドで、こう思う選手は多い。
吉田元輝
バック数は多いが徹底先行のイメージではない。自分の持つところからの仕掛け。1班をずっと確保しているが、頭打ち。何かの工夫が必要だ。
須藤雄太
この人も勝手なイメージでニヒルな気がする。S級でも突っ込みで穴を出していた良い選手。
4R
特別昇班している田口が断然の本命。予選、準決は良いが、あとは決勝戦。4場所前の当地のミッドでもピンピンで勝ち上がっている。番手は寺林だが、3番手も女屋がいるだろう。土田は相手が誰でも主導権取る走り。
動きチェック
田口勇介
特別昇班を決めたが、そこからの快進撃がない。ここで踏ん張るか、更に高みを求めるかで今後の競輪人生が変わってくる。若くて、こう言う選手は多い。もちろん、全ての選手がスターになれる訳ではないけど。
寺林正秋
展開が向けば1着、そうでなければ、それなりの着順。ただ、先輩にジャッキを巻かれ、このバンクで連日、競りに行った事もある。その印象が強い。
女屋文伸
長らく自力でやっていたので温厚な選手。怒っているのを見た事がないし常に笑顔。良い頃はタテが切れたが。
渡辺恭典
昔ながらの、こてこてのマーク選手。ただ、若手選手を乗せるのが上手い。仕事をやるけど、後ろの福田拓也に食われないか心配だ。
土田栄二
兄弟レーサーで同期。成績もバック数も同じぐらいなので、どっちが兄で、どっちが弟か未だに分かっていない。
福田拓也
福田一族の御曹司のひとり。S級経験もあるし、王子様として、この成績は不満。
5R
佐々木の先行1車と言っても良いメンバー。1番車の長谷部が前を取り、引くか粘るかのレース。金子のヨコはきついし、競られたら良い勝負をやる。
動きチェック
長谷部翔
今のレーススタイルに適応している自在選手。S級に届くか届かないかの位置にいるし、ここが勝負どころ。危ない走りをやるイメージはない。
佐々木孝司
頑固一徹ではないが先行に拘っている。押さえ先行は苦手だが、カマシ、捲りが強烈。同県でも、別々でやる事も多いし、このスタイルも共鳴できる。
金子兼久
半年か一年か詳しく覚えていないが、S級でジカで勝負する時期があった。個人的には、その印象が強い。
畠山裕行
これぐらいの位置を、ずっとキープしている選手。
広川貞治
踏み出しは1秒で離れるが、そこからのリカバリーは上手い。S1のバリバリの捲り屋だったが、メタボ体型。東京でも存在感のある選手。他県の選手とも、わいわい、がやがや、やっているイメージがある。
吉田昌弘
確か宿口陽一、平原弟、久木原洋と同じ世代。埼玉には同級生の選手が11人いると思うが、学校時代は強かった選手。2場所前に百勝を達成したが、本来、こんな選手ではない。
長谷川辰徳
偉大なる一発屋。オンとオフがハッキリしている、中川誠一郎みたいな選手。本命になると飛び、人気選手相手に捲ってしまう。長らくチャレンジ暮らしだったが、今期は2班に復帰。性格的にも、今は、代謝も関係ないし安心しているかも。
6R
レース寸評
今井が主導権を取り関東独占が一番買いやすい。ただ、藤田は良い人だが、この数字は不満。八嶋が先手取り、今井が不発だと穴の展開。
動きチェック
藤田竜矢
世間では良い人だが、競輪選手としては優しすぎる。地元記念を優勝したり、実績はあるが、不器用の典型。先行の職人だったし、本当は後輩に厳しく接するべき。愛すべきレーサーの一人だ。
今井聡
前橋ドームで、番手回りで優勝した事もある。器用な感じがあったし、マーク屋の方が向いている気がする。
梅山英樹
寡黙で地味な選手。ただ、タテ脚は切れる。チャラチャラしているのを一度も見た事がない。
鈴木達也
茨城にも同姓同名の選手がいた。
藤田晃英
ツイッターで温かいコメントくれた優しい選手。この人も良い人の気がする。
八嶋稔真
稔真と言う名前の選手は親父さんが競輪好きだと思ってしまう。勝手な偏見かもしれないが。
黒瀬浩一
若い頃は突っ込んでくる一発屋だった。位置に拘るより、回れるところを回ってからタテ攻撃を持ち味にしていた。
7R
水森は常に自信満々の感じがする。チャレンジのデビュー2戦目か、3戦目でサーカス相撲を取ったのが個人的に一番記憶に残っている。伊藤も1着は多いが、水森より少し見劣る。
動きチェック
水森湧太
昭和の教育をやっている山崎充央の門下生。それだけ、深い競輪道を熟知している事。3場所前の当地では、ピンピンで勝ち上がる。
大橋直人
競走得点が86点。年齢が45歳。その平均的な走りをやっている感じだ。
伊藤茎
8場所前の地元は番手回りで優勝。その後は準決が壁になっている。自分の持つ距離と相手次第。
湯浅弘光
このクラスの選手はチャレンジに落ちない事が大前提で、それを実践している。若い頃は捲りが得意だった。普段から温厚な選手のひとり。
中村弘之輔
長い距離は通用しないが、自力脚はある。目標がいるし、伊藤次第では台頭も。
相楽修
最近、松戸競輪場に取材に行っていないが、確か松戸の開催指導員だった様な…。今か、その前かは詳しく覚えていない。
工藤考生
前期はチャレンジ。もっと好成績でも良いと思ったが。
8R
レース寸評
木村は将来のスター候補生。このメンバーなら突っ張ったら、相手はどうにもならない。北村も地元戦は、ほとんどへまはやらない。
動きチェック
木村皆斗
木村と言う選手は多いし、実際に合っているかどうか忘れてしまった。プロフィールを見ると、横山尚則グループ。その大師匠が十文字貴信だった。まだ行った事はないが、十文字貴信さんが柏の市場でやっているラーメン屋は凄く美味しいとか。本人の動きチェックでなく、すみません。
北村貴幸
3場所前の地元戦は連日、競られてしまった。それでも地元の意地で自分の位置を守った。髪の毛が薄くなり、坊主にしたと、ネットの記事に出ていた。
坂本拓也
36歳で111期ならオールドルーキー。バックは1回だけだし、追い込みにチェンジ。
大森光明
引退したお父さんも競輪選手。アニキは取手の全日本選抜を走っている。
鰐渕圭佑
とぼけたキャラだが、実際の脚はもっとある。詳しい性格や考えは分からないが、欲がないのかな。
斉藤紳一朗
S級経験は長く、良い時代は知っている。
宮沢晃
SNSで面白い事を言っている選手のひとり。
9R
レース寸評
長田龍と山本は同期だしライバル心がある。この2人なら、死語になりつつある、先行争いが見られそう。もしやりあった時、植原は自分で行く準備をやるべき。庇うと共倒れになる。主導権争いがあるかないかがポイント。
動きチェック
長田祐弥
前期S級で、今期はA級。ただ40歳になって、今が選手になって一番良いかも。オサダ、オサダでワンツーを決めたい。
荒沢貴史
S級で一番強かった時は自在選手。前期のS級では3、4着が多く、前が不発でも内を突くのが上手くなった。ここは単騎で不運。
長田龍拳
砲丸投げの選手と間違えるほど、良い体をしている。叩き切ると強いが、そうでない時がもろい。前回の伊東の優勝は2周半逃げ切った。
小沼良
今は解散したかもしれないが、長らく、自らの練習グループがあった。補充職人として有名な時期があり、この恩恵でダービーにも確か出場している。競輪選手の、あるあるジョークで、補充待ち受け用の携帯電話を首に下げて、街道練習にも行っていたとか。
植原琢也
おばさんが住んでいる、かつての東ヨーロッパで生活をしていたはず。色々な職業経験もあり、そのエピソードは語り尽くせない。何か、氷川きよしみたいと勝手に思ってしまうが、そう言う風に思っているのは僕だけだろう。2場所前の前橋ドームで優勝。
山本勝利
来期は多分S級だが、3場所前の西武園ミッドがA級初優勝だった。先行マニア(これも死語)だが、これも将来を見据えて。前橋は2度目で、前回のチャレンジは完全優勝。この人も競輪道が厳しい山崎充央の門下生。
渡辺秀明
ダッシュはないが、飛び付き、捲りと変幻自在な動きを得意にしていた。完全なるS級の穴屋だった。弟子も多く、尾崎睦、佐藤龍二、和田真久留が有名どころ。
初日勝因敗因
1R
レース総評
全盛期の石井なら楽勝で捲っている展開だが、捲り不発3着というのが現状。たいした動きもなく正攻法から加瀬が先行。番手の藤田が石井の3番手捲りに併せて捲り1着。併された石井は完全に勢いが止まってしまい、後方から捲り上げた當銘が2着。楽逃げ加瀬は4着に沈んだ。動きチェック
1石井貴子
すんなりの3番手で展開的には悪くなかったが、前にいた當銘もすんなりの番手だったし、2角過ぎに捲りにいくと一瞬で併されてしまう。まだ上位でバリバリだった頃の半分も戻っていない感じだ。2當銘 直美
強い選手の後ろを取って流れ込むのが得意だが、今日は普段とは違うスタイルの走りで、立ち遅れた後方から捲り追い込みで2着強襲。こんな脚があるんだとビックリした。3藤田 まりあ
真後ろから捲ってきた石井を簡単に併せて番手捲り快勝。スタートで加瀬の後ろを取れたのが一番の勝因だが、ガールズの初手の並びは、どれだけレースを見ても『なんで?』『どうして?』というのが非常に多く、今でもよく分からない。4増茂 るるこ
石井をフタしたいのか、石井の後ろに追い上げたいのか、迷いがある感じで中途半端だった。どうしよう、どうしようとしているうちにピッチが上がって踏み遅れ後退。5加瀬 加奈子
抵抗してくる選手もいなかったし、あの先行なら3着には残りたかった。残念。6黒河内 由実
スタートで一番強い石井の後ろを取れたし、あとは前を追っていくだけだが、徐々に口が空いて離れてしまった。7高木 香帆
車番通り一番後ろから。1回動いた増茂に期待して乗っていったが、増茂が下がってくると一緒に後退。切り替えることもできなかった。2R
レース総評
動きチェック
前で受けた加藤が鈴木にインを切らせず1人で飛んできた飯田を受ける。踏み合いからの最終ホームは飯田-加藤-鈴木となり、高木の後方捲りは不発。最後は絶好展開の加藤が飯田を差して超久し振りの嬉しい1着。1飯田 風音
セオリー通りの打鐘カマシでレースを支配。これを続けていれば自然と強くなっていくし、近い将来はものすごい選手になっているかも。2増田 夕華
鈴木の追い上げもあり判断が難しかった? 4番手に下げて流れ込んだけだし、ちょっと期待外れ。3鈴木 奈央
ダッシュではなく、もこもこの地脚なので、スパーンと捲る脚はない。早めに上昇してレースを動かしたのは評価できるが、加藤のことを切れなかったのが痛かった。4高木 佑真
展開最悪の7番手で大敗だが、捲っていった脚勢は悪くなかった。勝負のポイントは打鐘前で、あそこで飯田のカマシに反応できれば違う結果になったはず。5田中 まい
どこにいたの? という感じ。終始後方で見せ場なし。6加藤 恵
打鐘で3番の鈴木を出させなかったのが勝因。あとは見てもらった通り。飯田を差して2車単万シューはちょっと『つきすぎ』な気もするが、近況未勝利の成績欄を見たら納得した。7杉沢 毛伊子
当たり前だが、7車番はキツい。なんとか位置を取ろうとアクションを起こすも、どこにも入れず浮きっぱなし。3R
レース総評
動きチェック
早めに押さえた渡辺がペースを掴みスイスイ逃げる。無風のハコ回りなら江本も鋭く、楽に差して南関ワンツー。3着も3番手の須藤。吉田は構えすぎて不発。もったいない。1渡辺 高志
任せた吉田が捲り不発で共倒れ。前橋みたいな小回りバンクはリカバリーが効きにくいし、今日に関しては展開負けと言うしかないだろう。2樋口 瑛土
単騎のコメントを出すも、ある程度は吉田-渡辺に期待していた感じ。吉田が全然行かず慌てて切り替えたが時すでに遅し。3渡邊 颯太
実況の人が言っていたが、この間の前橋開催でも3日間逃げていたようだ。しっかり逃げて、しっかりラインで決めたし、まずまずのスタート。4江本 博明
前回の松戸の初日も渡辺とワンツーだったが、そのときは捲りで差せず(道中はここでも一緒の樋口に絡まれていた)。今日はすんなり回って差しての1着だし、気分良く寝られるだろう。5吉田 元輝
見て、見てで、捲り不発。味方ではなかったが樋口瑛に切り替えられたのがイタかった。6須藤 雄太
3番手を回って3着流れ込みだし、本人的には納得していそう。4R
レース総評
競輪に超詳しくて車券も上手い『帝王』と呼ばれている知り合いが、「田口は絶対突っ張りますよ」と言っていたが、実際のレースでは普通に車を下げていた…。まあ、突っ張ろうが、下げようが、田口は全く問題なく、4番手から一気に捲って余裕の1着。後ろの2人もしっかり続いて2車単・3連単共に大一番人気で決まった。動きチェック
1田口勇介
突っ張りもあるかなと思ったが、冷静に土田を出して4番手捲り圧勝。きっちり本命人気に応えた。2寺林 正秋
あの捲りはどこまでいっても抜けない。3女屋 文伸
最終4コーナーから少し遅れて、前と3車身空いての3着流れ込み。勢い的に大丈夫だろうと思って見ていたが、田口-寺林-女屋の3連単は220円だし、本線で勝負している人はヒヤヒヤだったはず。4渡邊 恭典
土田が気持ちよく行ってくれたが、捲ってきた田口のスピードが違いすぎた。最後の直線では前を抜けず、後ろに食われ、屈辱のハコ6。5土田 栄二
前回の平塚、その前の高知も3日間全てバック線を取っているし、ここまで先行マニアだとは思わなかった。結果は捲られ4着だが、次に繋がる良いレースだった。6福田 拓也
外のスピードが違いすぎたし、4・5・6着争いとなったが、最後はいい感じで伸びて前の渡辺を1車交わした。残り2日間のどこかで穴をあけそうな予感。5R
レース総評
自分の距離ではないロングの先行になった佐々木だが、強弱をつけた上手い駆け方で1着ゴール。2着も金子、3着も広川でライン独占。長谷部は捲り不発に終わる。押さえ先行でこんなに強い佐々木を見たのは初めてかも。動きチェック
1長谷部翔
自分が長谷部の立場でも、佐々木が押さえにきたら抵抗せずすんなり出したはず。押さえ先行の人ではないからだ。誤算だったのは、佐々木のカカリが想像以上によかったことで、捲りにいったが2車くらいしか出なかった。2佐々木 孝司
押さえ先行のお手本のようなレースで長谷部を完封。金子の差しも振り切った。1着を取るときはだいたいカマシか捲りだし、この勝ち方はかなりレア。これで400勝リーチ。3金子 兼久
差しの車券を持っていた人は、あれは差してよ!と言いたくなる展開。外の捲りに対応するため車間を空けていたのもあるが、それ以上に佐々木のカカリがよかったのだろう。4畠山 裕行
長谷部が不発だし仕方ない。最終バックを過ぎてからは内に進路をとって、前にいた吉田を1車しゃくった。5廣川 貞治
3番手3着。最終2センターで長谷部に一発頭突きをかましたところはよかった。6吉田 昌弘
単騎のレースで切り替え、切り替え。今日に関してはこれくらいしかやりようがなかった。7長谷川 辰徳
これも実況の人が言っていた情報で、今期は10年振りの1・2班戦ということだが、去年まで10年近くチャレンジにいたのが驚きで信じられない。偉大な一発屋。敗者戦で単騎のときに買いたくなる。6R
レース総評
八嶋のカカリがかなり良くて今井の捲りは不発。最後のゴール前は逃げる八嶋、ハコから追い込む鈴木、3番手中割る藤田、最内伸びた黒瀬、リカバリー大外の梅山で5人大接戦となるも、経済コースを通った黒瀬が頭1つ抜け出し誰もがビックリの1着。動きチェック
1藤田竜矢
当日欠場。2今井 聡
自分より5点下の先行屋を全然捲れない。仕掛けのポイントが悪かったとも思えないし、普通に力負けという感じだ。3梅山 英樹
直線があと5メートル長ければ楽々突き抜けていたはず。それくらい素晴らしい伸びだった。藤田竜矢の欠場で今井の番手が転がり込んだのに、その今井がまさかの不発とは、ちょっと、持っていない男だ。4鈴木 達也
年に数回あるかないかの展開で、1着を取る大チャンスだったが…。最後の直線ではノーマークの黒瀬に最内を行かれ、2周以上にげてくれた八嶋のことも差していなかった。5藤田 晃英
同じ名字の藤田竜矢が欠場したことで、実況の人は名前を呼ぶのに混乱しなくてすんだかも。たらればになるが、最後はもうワンテンポ早くシビアに内なら、頭まであったかもしれない。6八嶋 稔真
早めの先行になったが末脚バッチリ。あれで2着なら上出来だろう。7黒瀬 浩一
空いているの? と思った人も多いはずだが、ああいう『4角から内』は選手も空いたのを確認してから入るので、だいたいセーフ。点数下位の7番車の1着だし、いくら7車立てでも、3連単7万円はちょっと安すぎる気がする(7万円で安いと言うのも変だが…)。7R
レース総評
結果は人気に応える1着だが水森の走りは良くも悪くもトリッキー。叩くのかなと思ったら叩くのをやめ3番手外併走。ここで我慢して捲りかなと思ったら、ホーム手前から強引に叩いて主導権。この動きに大橋は離れてしまい、先行態勢の伊藤が番手に入って水森-伊藤-中村と隊列変化。このまま3人並んだままゴールした。動きチェック
1水森 湧太
組み立てはお世辞にも上手とは言えないが、3番手に浮いた状態から強引に叩いて押し切った。前橋はこれまで9戦8勝のドル箱バンクだし、そういう相性の良さもあるのかも。
2大橋 直人
付いていってよという気持ちが半分。あれは付いていけないよねという気持ちも半分。水森みたいにトリッキーな若手の後ろは付きにくくて大変だろうなと思った。3伊藤 奎
狙っての番手飛び付きではなく、出られてしまったので、しょうがなくの番手飛び付き。大橋が遅れてきたのも助かった。4湯浅 弘光
相楽とのベテラン連係では厳しかった。後方で出番なし。5中村 弘之輔
伊藤任せで流れ込みのレース。あの展開なら3着がやっと。脚には余裕がありそうな感じがした。6相樂 修
6番4番のラインで前を取れるとは思わなかったしビックリ。どうも昔からの癖で、車番が悪いラインは後ろからと思ってしまうのだが、グレード問わず最近の競輪は、車番が悪い方が前からというのが圧倒的に多い。このメンバーならワンチャンあるかもと思って見ていたが、さすがに相手が強かった。7工藤 考生
前の大橋が離れた時点で確定板の夢は途絶えた。8R
レース総評
大森が残り2周半で木村のことを押さえ込んだが、引かされた木村もすぐに反撃して打鐘で主導権を奪い返す。離れ気味の北村も頑張って続き鰐渕もぴったり。4番手の宮沢は離れてしまったが、人気本線の3人で出っ切り、本命党万々歳のド一番人気(2車単110円、3連単140円)。動きチェック
1木村皆斗
勝つのは当たり前。どういう勝ち方をするのかに注目していた。突っ張ってライン独占なら100点満点だが、下げての巻き返しだし、点数を付けるなら80点~90点。下げてからすぐに行ったのは高評価。キャラクターもユニークだし、このまま順調にいけば、すごい選手になるような気がする。2北村 貴幸
木村の強烈ダッシュに千切れかけたが意地のマーク。その後も付きバテすることなくピタリと続いた。タフなレースだったが、よく頑張った。3坂本 拓也
大森任せのレースだったし、あの展開ならどんなに頑張っても4着まで。ただ最後抜きにいくときは余裕あるように見えたし、悪い感じではなさそう。4大森 光明
木村と力勝負して完敗だし、やることはやった。打鐘のところは、飛び付こうと思えば飛び付けたように見えたが、北村もだいぶ外の方を走っていたし、大森自身が全くヨコが出来ないかもしれないし、そのへんは本人にしか分からないところ。5鰐淵 圭佑
付けきった時点で3着はあると確信したはず。点数以上に脚のある選手だし、準決は突っ込んで穴をあけたい。6齊藤 紳一朗
支線の3番手回りで最終ホームも最終バックも6番手。前が遠すぎた。7宮澤 晃
カマシの4番手はさすがにキツい。離れながら追いかけたが坂本にちょっと振られたところで終了。9R
レース総評
長田龍のラインが前から、山本のラインが後ろからというのが車番的には自然だが、思っていたのと逆展開で、山本のラインが前から突っ張り先行。最後は絶好ハコ回りの植原が楽に抜け出し小沼とのワンツー。逃げた山本も3着に残った。動きチェック
1長田 祐弥
長田-長田で決めたかったが、任せた後輩が突っ張られてはどうにもならない。良かったところは、内に降りて荒沢をしゃくったところ。今日に関してはあれが精一杯。
2荒澤 貴史
2角過ぎに上にあがったところをしゃくられてしまうが、あれがなくても上位着に食い込むのは厳しかったか。単騎で目標不在だったし今日のレースは参考外。調子の良い・悪いも分からない。3長田 龍拳
長田龍拳。この名前で弱いはずはないし、実際、相当パワフルで将来性も抜群だが、今日みたいに『やる気満々』の相手との2分戦はけっこう脆い。前回の当地の決勝もこういう感じでやられているし、そのリプレイを見ているのかと思った。S級選手に例えると伊早坂駿一みたいだ。4小沼 良
3着かなと思ったが、最後の最後に吸い込まれるように2着に入る。若手2人の頑張りに感謝だろう。5植原 琢也
勝ってくださいの展開だったし、鼻歌を歌いながら最後差したのでは? というくらい余裕綽々。6山本 勝利
前を取った時点で突っ張ると決めていた感じで、ライバルの長田龍拳を一度も出させず、自身のラインでワンツースリーを決めた。勝利という名前、スポーツ選手にぴったりで、格好いい。7渡邊 秀明
失敗したラインの3番手。あの展開ではどうにもならない。二日目勝因敗因
ガールズ決勝インタビュー
1
2
3
4
5
6
7
A級決勝インタビュー
1
2
3
4
5
6
7
コラム一覧
日刊スポーツ評論家 山口幸二
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武田一康(たけだかずやす)
コンドル出版社代表取締役社長。熊本競輪情報協会会長。
昭和23年4月24日生まれ。通称『社長』『武田さん』
小学生の頃から競輪場へ出入りし、予想台に立つ父の英才教育のもと感性を磨き、有明工業高等専門学校を中退した後に19歳から予想業に携わる。
かつてはゴルフショップや喫茶店などを経営し栄華を極めていたが、ある失敗を機に、やはり競輪が天職と悟ってからは競輪一筋。
新聞業務は実弟で圭二氏(小倉競輪場キャスター、通称『専務』)、そして幸三氏との巧みな連係プレーで毎日とどこおりなく製作されている。
2014年4月に実の長男が本社入りしたことで念願だった後継者が登場。したがって隠居は遠のいたが、そのぶん やる気と責任は倍増した。
さらにコンビニネットでの新聞販売が容易となったことによる新規ファンの開拓も、記者魂を支える大きなモチベーションとなっている。
競輪歴50数年のキャリアに裏打ちされた莫大なデータと情報を基に、歯に衣を着せぬコメントで競輪界の矛盾や問題点を様々なかたちで洗いだしており、いわば業界のご意見番的存在。
熊本競輪場での場外車券販売がある限り、全国あらゆる競輪場へと足を運んでおり、年間300日近くの出張はここ10数年のルーティンワークだ。
「あちこち、ガタがきとるが、じっとしていられん性分ったい」と生涯“徹底先行”を貫く気構えだ。
口癖はもっぱら「おぉう、同年代の連中は、みんな定年やら引退やらで現場から離れてしまった」。
66歳を迎えた今もなお、時には2000グラムのステーキをペロリとたいらげ、昼間には甘々なまんじゅうをむさぼり喰い、毎朝約1時間の散歩をノルマと課すなど、ドMともいえるストイックさで心身ともに充実。
鋭い舌鋒も激しさを増すばかりで、e-SHINBUN1、2位の売り上げを誇るマンモス新聞を取り仕切る御大は、まだまだ手綱を緩めずにすべては競輪界発展のためにと健筆をふるっている。
趣味はゴルフで、年に数回の肥後カントリークラブでのラウンドを心待ちにしている。
あとはスーパー銭湯での骨休めは出張先でのハイライト。記念開催中など、競輪場近辺のスーパー銭湯で心地よい表情で湯船につかる武田社長の姿がよく目撃されているほどだ。
ほかにも愛犬の散歩にドラマ鑑賞と幅広く、とくにサスペンスドラマは大のお気に入りで土曜サスペンス劇場や松本清張シリーズは大好物だ。
競輪と共通する『推理』という要素が、御大の胸間を揺さぶるのだ。肥後のエグゼクティブ・武田社長の一挙手一投足から、これからも目が離せない。
見出し
本文
一人あたりの購買額が全国トップ
競輪に最も淫していた時代は東京八王子の団地住まいだったから、取手競輪場はあまりに遠かった。交通費も馬鹿にならないし取手に行くなら近場の競艇の方を選ぶ事が多かった。それでも「ダービー・トライアル」には勢い込んで遠出して儲けた記憶もある。
取手競輪場は客単価が高い。一人あたりの購買額は全国トップだか二位だと聞いたのは可成り昔の話だ。お客さんが一日に使う金額の平均を薄らと憶えてもいるのだが、まるで記憶に自信がないので記さない。
一つだけなるほどと思ったのは、この仕事に就いて何年目かに、サテライト水戸の予想会なるものに出させて頂いた際、大勢の客の熱気もさることながら、予想が外れた時の野次の凄まじさにたじろいだ。矢っ張り沢山の金子が飛び交う県民性なのか知らと思ったものだ。
今日からその茨城県の取手競輪場で大レースが始まった。四日制の全日本選抜競輪である。
全国の一流連が集結している訳だから、それなりに面白い競輪を朝一から見せてくれる。が、一から九レース迄と十・十一・十二レースはまるで別物の様。そりゃ選手の格も異なるから当然だろうと云われればそれ迄なのだけど、この面子で大きな大きな三着権利(準決の切符)を懸け闘うと、競輪の酷と凄味がここ迄違うのかと驚いたり歓んだり。
竹林一彦(たけばやし・かずひこ)
一九五八- 東京生まれ、競輪育ち、予想紙「アオケイ」記者。
町田洋一
元祖・戦う競輪新聞として名を馳せた伝説的専門紙「アカギ」の唯一の残党記者。 現在はアオケイを主戦場に、e-SHINBUNの制作に携わり検車場レポートなどで取材、執筆活動中。
歯に衣を着せぬ激しくとめどない論調は、ファンが知りたい部分を包み隠さず伝えたいと言う想いから。 前橋の昼間の中継では硬派に解説し、ミッドナイトでは緩くニコニコ動画のいじられキャラを演じる。
打倒ヤマコウがモットーなのか!?
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